１.ゴルフ練習場の数と種類
２.ゴルフ練習場の施設内容
３.費用は(1日いくらくらい？)
４.費用の内訳について
５.ゴルフ練習場に行く場合は？(送迎バスの有無など)
６.どうすれば練習できる？(予約システムなど)
７.ゴルフ練習場で必要な物は？(持って行くべき物)
８.プレーするときの服装は？(ゴルフ練習場としてのお願い、制約など)

　世界でゴルフ練習場の数がいちばん多い国は日本といわれ、その施設数は約4,000ともいわれています。郊外、市街で高いネットをよく見かけると思いますが、そのほとんどはゴルフ練習場で、距離は数十メートルから400メートルくらいまでいろいろです。また、河川敷を利用した施設、ビルの屋上などにもつくられています。他にもインドア練習施設としてスポーツクラブ内施設、ビル内の施設など、全国にさまざまな練習施設があります。ゴルフ練習場というと「ボールを打つだけの場所」と考えがちですが、ゴルフスクールなどもあって知識を身につけることもできるところなのです。

＜クラブハウス＞
　受付(フロント)、ショップ、休憩コーナー、軽食レストラン、トイレ等があります。また、ゴルフスクールの座学講習にも使うミーティングルームを備えた施設やクラブの工房を持つ施設も数多くあります。ほとんどの練習場はクラブハウス前に専用駐車場を持っています。

＜練習打席＞
　多くは受付(フロント)等と連結した大きな建物にあり、練習場によっては2階建て、3階建ての打席があります。打席数は小さな施設では数打席、大きな施設では100打席以上あります。隣の人がクラブを振っても危険がないように各打席は十分な間隔があり、打つときの目標として、50、100、150…と距離(ヤード)を表示した看板や旗竿(ピン)があります。

＜打席以外の付帯練習施設＞
　多くの練習場には、短い距離から、旗竿(ピン)に寄せるショット(アプローチ)を練習するための「アプローチ練習場」、バンカーショット練習のための「練習バンカー」、パットの練習のための「練習グリーン」(施設によって天然芝、人工芝がある)といった付帯施設があります。また、郊外にある練習場等では、距離の短い数ホールのショートコースがあり実践的練習ができます。

　地域や立地条件、規模などによって練習場でかかる費用は異なります。一般的に練習時間は1〜2時間程度で、2,000〜4,000円くらいです。この料金の違いは、どれくらい球数を打つか(練習量)によるといってよいでしょう。練習場によって、早朝割り引きなどもあります。

全日本ゴルフ練習場連盟　http://www.jgra.or.jp

　ゴルフ練習場でかかる費用としては、「貸しボール代」(プリペイドカードシステムで1枚2,000〜10,000円等)です。別途かかる施設もありますが、この貸しボール代に打席料(入場料)を含む施設がほとんどです。
　他には、アプローチやバンカー施設、練習グリーン使用料が30分(60分)の時間制300〜500円くらい(施設によって練習グリーン無料もあります)、クラブやシューズを借りる場合にはレンタル料がかかります。これらの料金は、ほとんどが受付時に事前現金支払い(プリペイドカードは各自販売機で購入)です。また軽食コーナーの飲食、ゴルフグッズ購入などはその場で実費精算です。

　ゴルフ練習場へのアクセス(地図)は各施設のホームページに詳しく紹介されています。最寄り駅からのバスルートを紹介しているところもあります。

練習したい曜日・時間を事前予約できますが、ほとんどが曜日を問わず「到着順」です。

　自分の「クラブ」を持って行きます。クラブの持ってない人は受付で練習場が常備している「レンタルクラブ」を借りることができます。「ボール」を持参する必要はありません。靴は自分のゴルフシューズを持ってなければスポーツシューズを履いていくことをお薦めします。クラブを振る動作(スイング)が正しく行えません。手のひらの保護とクラブをしっかり握るためにもグローブもあった方がいいでしょう(練習場のショップでも購入可)。

　基本的に服装の制約はありませんが、好ましい服装として、上はスポーツシャツ(ゴルフシャツ)に寒いときはセーターやベスト、下は男性ならスラックス、女性もスラックスやスカート、キュロットなどゴルフ用が望ましいです。また、練習場における「お願い事項」として、全日本ゴルフ練習場連盟(JGGA)では「禁止されていること」(7項目)、「ご注意いただくこと」(5項目)を加盟各練習場で掲示しています。

＊表記の価格はあくまでも目安です。練習場によって価格が異なりますので予めご了承ください。